外反母趾とは、足の親指が付け根部分から小指側へ曲がってしまう症状で、軽いものも含めれば中高年の女性の約半数に症状があらわれているとされています。
男性に比べると圧倒的に女性の方が外反母趾になりやすくなっています。
外反母趾は重症になると、痛みのために歩けなくなってしまったりもするので、けっして軽視してはいけません。
痛みは一時的で、変形もわずかだからと適切な処置をせずに放置してしまって、症状が悪化してしまうというケースも多くなっています。
外反母趾は、症状が進行していくと、腰痛、頭痛、肩こりなど、足以外の身体の部分にも2次的なトラブルが発生してきてしまうものですで、外反母趾に気がついたら放置せずに早めに対策を行なうようにしましょう。
外反母趾になる大きな原因のひとつに、足に合わない靴を履いている事があげられます。
しかし、外反母趾の原因は靴だけにあるわけではありません。
足に合わない靴を履き続けていても、外反母趾にならない人もいるのです。
そのようなこともふまえると、体質に関係があるのではないかと考えられるのです。
つまり、外反母趾になりやすい体質があるということになります。
外反母趾になっている人が家族にいた場合には、お子さんが外反母趾になる可能性が高いということです。
外反母趾は遺伝する病気ではないので、外反母趾自体が遺伝するわけではなく、拇指が長い、扁平足である、関節が軟らかいなどといったことが遺伝で受け継がれると、体質的に外反母趾となりやすくなるとされているのです。
外反母趾になってしまうのは、このような遺伝要素が関係している事や、立ちっぱなしの職業が増えたり、舗装されたアスファルトやコンクリートなどの硬い地面を歩く機会が多いことで足に負担がかかり過ぎることなどの環境要因が原因とされています。
外反母趾になる原因は、人によって違いますが、複数の要因が重なると、外反母趾になる確率は高くなります。
外反母趾かどうかを判断するのは、足の親指の曲がった角度です。
親指の曲がった角度は外反母趾角といわれるのですが、この外反母趾角は、第一中足骨と母趾基節骨がつくる角度のことです。
正常な外反母趾角は5から8度で、15度以上になると外反母趾ということになります。
20度までは軽症とされていて、20度から40度になると中等度、40度以上は重症となります。
外反母趾であるかどうかを自分でチェックする場合には、まず白い紙を用意し、その上に足を乗せます。
そして、体重をかけた状態で、親指の出っ張り(付け根)の前と後ろに定規を当てて、二本の線を引いて、その角度を分度器で測ります。
このチェック方法だと、実際の角度よりも大袈裟に出るものですので正確ではありませんが、もし測った角度が15度以上だったら整形外科を受診した方が良いでしょう。
外反母趾になってしまうと、普通に靴を履くだけでも痛みが起こったりで、どのように治療をすればいいか悩んでしまう場合が多いと思います。
外反母趾になったら、整形外科などで治療を受けるのが一番なのですが、足の痛みを軽くすることを先決にするならばテーピングが有効です。
足裏のバランスをテーピングで取ることによって、変形した部分が3分の1くらいは戻り、足の機能も元に戻り、変形による痛みを軽くすることができます。
治療に長い時間がかかりますが、手術などで治療をするよりは精神的にも楽なのではないでしょうか。
外反母趾になってしまった人は、外反母趾の症状だけでなく、タコや魚の目などの足のトラブルも抱えている事が多く、それらを解消するためにもテーピングは効果的となっています。
テーピングは貼り方さえ覚えてしまえば、自分でも出来るものです。
上手に貼れるようになるまで多少時間がかかるかもしれませんが、それによって痛みが解消されるのですから頑張って行なってみましょう。
外反母趾を予防するために大切な事は、自分の足にあった靴を履く事です。
足に負担のかかるような靴を履いていると、足が締め付けられてしまうので、変形して外反母趾になってしまうのです。
靴選びの基本はサイズを間違えないようにする事です。
足を入れてみて特に横幅は念いりにチェックをしましょう。
横幅が少しでも狭いと感じたら、その靴は自分の足には合っていないことになります。
人によっては、左右で足のサイズが違う場合もありますが、そういう人は大きい方の足に合わせて靴を選びましょう。
足のマッサージや体操をすることも、外反母趾の予防になります。
また、足への負担を軽くするために靴の足底に敷くもののような、外販母趾の予防グッズを使用するのも効果的です。
外反母趾の予防法にも様々なものがありますので、自分にあった予防法を行なって外反母趾を予防しましょう。